30代の私でも転職サポートをしてくれるプログラミングスクールがあります。
それはRUNTEQ。
近いうちに副業・転職をしたいので無料カウンセリングを行いました。
カウンセリングをした結果、かなりの高確率で自社開発企業へ転職している実績があることがわかりました。
今回はこのRUNTEQについてのスクールの詳細記事です。
RUNTEQの無料カウンセリングの感想は・・・
学習内容が他スクールよりも難易度が高そう。スクール卒業のためには、個人学習も多くしなければ難しそう・・・。
ただ、卒業後の転職には強いスクールと感じました。
RUNTEQのスクールには以下の特徴があります。
RUNTEQの他のスクールにはない特徴
プログラミング学習以外にキャリアトレーニングがあり自社開発企業へ就職するためのサポートが多くある。
RUNTEQの受講金額
¥437,800(税込)
RUNTEQのコースの種類
コースは1種類のWebマスターコースのみ。(言語はRubyのみ)
RUNTEQの想定学習時間
約9ヶ月、1,000時間の学習期間。学習ハードルはかなり高い。
目次
RUNTEQとは
RUNTEQとは株式会社スタートアップテクノロジーが運営しているプログラミング学習サービスです。
株式会社スタートアップテクノロジーはプログラミング学習サービスだけでなく、プロダクト開発やデザイン事業でUIの制作なども行っており、幅広い事業を展開しています。
RUNTEQのコースはRubyのみ
RUNTEQは1種類のコース「Webマスターコース」しかありません。
言語はRubyで主にRuby on railsを学習します。Rubyは自社開発企業によく使用されている言語です。
Rubyを学ぶメリットは以下の点です
Rubyのメリット
Rubyの特徴は、フレームワークが「Ruby on Rails」に限られるという点にあります。
フレームワークとは、WebアプリケーションやWebシステムの開発を効率化するため、あらかじめ必要な機能が用意された枠組みや構造のこと。
当然ながら、開発を行う際には言語だけでなくフレームワークに関する知識も必要となります。
言語によっては多数のフレームワークが存在し、開発現場ごとにフレームワークが異なるというケースがあります。
その場合、都度都度採用されているフレームワークについて学ばなければならなくなり、一つのフレームワークを深く学ぶことが困難になってしまいます。
しかし、Rubyならば、Ruby on Railsを身に付けておけばOKという場合が非常に多いため、Ruby+Ruby on Railsについて深く学ぶことができます。
また、コーディングに関するルールがきっちりと決められているため、チームで開発する場合に進行がスムーズになりやすいというメリットもあります。
Webマスターコースの詳細
RUNTEQ学習アプリや参考書を利用し、以下の流れで学習を進めていきます。
-
STEP1入門STEPプログラミング入門
Ruby入門
開発基礎知識
Rails入門①
Rails入門②
Web技術入門
Web技術入門
HTTP演習 -
STEP2基礎STEPデータベース/SQL基礎
Ruby基礎
Rails実践 基礎編
JavaScript入門
RSpec入門
★中間試験 -
STEP3応用STEPRails実践 応用編
ActiveRecord演習
Ruby演習
インフラ入門
プロダクト開発 -
STEP4ポートフォリオ開発開発
リリース~改善 -
STEP5発展STEP(任意)Vue.js編
API編
応用STEPまでのカリキュラムが修了次第「卒業試験」を受け、その試験に合格したら「RUNTEQ卒業認定」をもらうことができます。
「RUNTEQ卒業認定」を頂けて初めて転職サポートを受けることが可能になります。
RUNTEQは学習内容が難しく、卒業認定を受理してもらうまでにかなり苦労される方も多いそうです
Webマスターコースの特徴
現場で通用する自走力を鍛えるカリキュラムのため、以下の点が特徴的です。
- 学習中に解き方や答えはみることが不可能。
- 要件にそって実装手順を自身で考える内容。
実装していく課題は以下のような内容です。
<課題概要>
- Railsアプリ全体のジェネレーターの設定を変更してください。
<課題詳細>
- rails gコマンドを使用した際に,assets,helper,testファイル、ルーティングが生成されないように設定してください。
<確認ポイント>
- rails generateを実行した際にassets,helper,testファイルが追加されないこと
<ブランチ名>
- 01_basic_setting
<学習項目>
- Railsの初期化概念
- ジェネレーターのファイル作成制限
- 各ディレクトリの概要
解き方や答えは見ることができませんが、わからなくなったら講師への質問機能や面談を利用して解き方を教えもらえることが可能です。
またチャットサポート、スクール生用のコミュニティでも質問可能です。
1対1のオンライン技術面談が月2回可能です。
月2回技術的な面談を行うことができます。
月2回は少ないと感じますが、チャットサポートやコミュニテイー内でスクール生から質疑回答をうけることも可能です。
RUNTEQはオリジナルポートフォリオ制作に力を入れている
RUNTEQはポートフォリオ作成にも力を入れています。
オリジナルポートフォリオの作成を完全サポート
エンジニアやデザイナーに転職するにはポートフォリオは必須です。
いかにオリジナリティがあるポートフォリオを作成するかが肝になります。
プログラミングスクール卒業生はスクールの課題となっているサイトやアプリをポートフォリオとして使用することが多いのですが、採用担当者は何回も似たようなものを見ており、書類選考で落とされる可能性が大きくなります。
特に受講生の1人1人が自分で考えた完全オリジナルなポートフォリオを作成する学習は他のスクールにはない特徴です。
オリジナルポートフォリオの手順は以下になります。
-
STEP1READMEの作成サービスの概要を他の方に説明できるようにまとめる
-
STEP2画面遷移図作成デザインツールを用いて、ルーティングの設計や必要な機能を洗い出し
-
STEP3テーブル設計・ER図アプリケーションの骨組みを作成する
-
STEP4Githubでissue化、開発開始開発の順番を決めて、開発に取り組む
プログラミングだけではなく、企画からしっかりと考えるので自分が考えているアプリ制作が可能です。
RUNTEQの転職サポートとは
まず、RUNTEQNの転職サポートを受けられるのは35歳未満までです。
RUNTEQNの転職サポートの一番の特徴は
チェックポイント
CT(キャリアトレーニング)制度があり、キャリアトレーナが一人一人の生徒につき、伴奏してサポートし、学習方法やマインド教育を行います。
具体的なキャリアトレーニングのサポートは以下。
- 初期段階で自己分析を一緒に行い、強みや弱みを明確にしていき、目標に落とす。
- チャットツールにて毎週の学習の振り返りをする。
- 1対1のオンライン面談にて1か月ごとの学習/マインドにおける成長の振り返り。
エンジニアになるためのマインドを教えてもらえるのは他のスクールにはないポイントです。
RUNTEQの転職サポート① マインド
実際にエンジニアとして企業に勤めたときに、ビジネスパーソンとしてのマインド面のアドバイスをもらえます。
Web業界に限らず、制作業務では仕事の裁量が大きく、自分で考えと責任をもってやり遂げる力が必要になります。
このようなマインドを持つように、チャット面談や日々の学習で目標をたて、自分で調べ、完成する力を身につけることができるように、キャリアトレーナーがアドバイスをしてくれます。
RUNTEQの転職サポート② 自己分析
キャリアトレーナーと共に
- 自分の強み・経験
- 目標・価値観
- 弱み・短所
この3点を具体的に意識できるように数回に分けて自己分析を行います。
RUNTEQの転職サポート③ 書類添削
職務経歴書・履歴書・求人サイトのプロフィールなどの添削も行ってくれます。
納得いくものができるまで何度もサポート受けられます。
RUNTEQの転職サポート④ 企業探し
自己分析の結果をもとに、自分の目標・価値観を軸にして企業リストを作ります。
企業リストや業界研究の方法は次の手順で行います。
-
STEP1企業の情報収集WantedlyやSTARTUP DBなどを利用し、気になる企業やサービスをチェックする
-
STEP2企業の調査気になった企業のサービスを調べる
-
STEP3企業の条件分類企業情報から条件で分類してみる
-
STEP4自己の転職理由条件で分類した会社の就職したい理由を考える
-
STEP4自己のスキル分析その業界で自分のてきることを考える
私は転職を2回していますが、結局は自分の希望する企業に自分のスキルがどれくらい貢献できるか?ということだと思います。
RUNTEQの転職サポート⑤ 面接対策
面接対策もしっかりとサポートしてくれます。
添削した履歴書・職務経歴書がRUNTEQ内で通過すると、面接があります。
面接対策のサービスは以下の3つ。
- 1対1でキャリアトレーナーが対応するスタンダードの模擬面接を行います。
- 1対1でキャリアトレーナーが対応する技術部分に特化した模擬面接を行います。
- 学習アプリ内でも何回でも練習が可能な面接トレーニング機能もあります。
③についてはレビューを提出するとキャリアトレーナーがテキスト上でアドバイスをしてくれます。
RUNTEQの転職サポート⑥ 卒業してもサポート可能
RUNTEQは無期限の就職サポートがあります。これも他のスクールにはないサポートです。
※このサービスがあるのは卒業認定をもらえた場合のみです。
RUNTEQはコミュニティーが活発
RUNTEQは他のスクールよりもコミュニティーが活発です。
以下のようなコミュニティーがあります。
Mattermost ( Slackに似たテキストコミュニケーションツール)会話可能
学習報告をお互いしたり、わからないことを聞き合うことが可能です。月2回の技術面談では聞けないことなどをスクール生に聞いて解決することもできます。
Discord(ビデオ通話・音声通話ツール)
サーバーの中に色々なトークルームがあり、そこに入っている人同士でビデオや音声でやりとりができるツール。24時間365日自由に使えることが可能で、オンラインでも一人にならないような学習環境を整えています。
定期的に様々な公式イベントを開催
月曜:RUNTEQ公式、一緒に勉強time
火曜:就活イベント
水曜:同期会(入学して2か月目の人を対象とした同期交流イベント
木曜:ポートフォリオ進捗発表会
金曜:定期勉強会(毎回題材が異なる、講師が技術を教えてくれるイベント)
土曜日:イベントおやすみ
日曜日:オフラインもくもく会(感染対策をしてリアルにRUNTEQ教室でやる勉強会)
「もくもく」とは「黙々」作業をすることから名づけられています。
RUNTEQはどんな人に向いている?
RUNTEQを受講を考えている方、こんなタイプでしたらおススメします
- Rubyを学習して転職をしたい人
- 自社開発企業に就職したい人
- 同期の仲間と切磋琢磨しながら学習したい人
- 難易度が高い学習なので、諦めずに学習できる人
- 今まで転職をしたことが無く、転職のための履歴書や職務経歴書なども講師と共に作成したい人
完全転職特化型スクールなので、転職サポートがない35歳以上にはおススメできません。
RUNTEQはすぐ入会できません。
他のスクールはお金を払ってすぐ入学という形をとっていますが、RUNTEQはキャリア相談をした後、入学する気持ちになったらその旨を伝え、入学オリエンテーションを実施し、その後に入学日が決定します。
無料キャリア相談の後に、もう一度入学オリエンテーションを実施してくれるので、お金を払う前にもう一度考え直す機会があるのは嬉しいサービスです。
その入学日から代〇期生となり、学習が始まります。
まとめ
以上がRUNTEQの無料面談を行ったレポートです。
RUNTEQまとめ
学習ハードルが高い分、転職サポートまでいく道のりは険しいです。ただ、その分転職した後に困らないほどの技術は身に付きます。
また、転職のための書類サポートや面接サポートがかなり手厚いので、今まで転職の経験がない人や面接対策などもしっかり行いたい人には向いているスクールです。
転職先も自社開発企業を目指しているので、ブラック企業が多いと言われているSESやSler企業などはほとんどなく納得いく転職活動ができます。
学習に関しては月2回の対面サポートがありますが、少し少ない印象です。
わかないことがあれば自力で調べたりしなければならず、つまづいた時に比較的苦労するかと思います。ただ、その時にチャットサポートや同じスクール生とのチャットサポートを利用して質疑ができるので、補える部分はあると思います。
コースの金額は40万以上と高額な方です。その高額なコース料金は半分は、手厚い転職サポートの分かと感じました。
ただ、転職に対するサポートをここまで行ってくれるスクールはありませんので、自社開発企業への転職を絶対実現させたい方にはおススメします。
同じく、自社開発企業の転職をサポートしているスクール、ポテパンキャンプの記事はこちら。RUNTEQよりも短い期間で受講が可能です。